2017年9月6日水曜日

【小鳥の健康】小鳥のために、フッ素樹脂加工フライパンについて掘り下げる


昨年2月頃・・・、ウロコ部隊の調理場で使用しておりました、まだ購入して1~2ヶ月ほどしか経っていないダイヤモンドコート(フッ素樹脂コーティング加工の一種)フライパンを全てスッパリと、バッサリと処分し、その代わりに『セラミック加工』を施してある、京セラ『セラブリッド』というフライパンに買い替えました。



それはなぜか・・・。


『フッ素樹脂加工』NGだとわかったからです。



フライパンや鍋などの調理器具では、もう今や当たり前のように使用されている『フッ素樹脂コーティング』、この加工を施した調理器具というのは焦げ付きにくく、汚れ落ちも抜群で、この快適なツルスベ感を知ってしまったら、もはや少量の油ではバリバリ焦げ付いてしまうフライパンなんぞ今後一切使いたくないと普通に思ってしまいます。


さらに、ここ数年で、『フッ素樹脂加工』は目覚ましい進化を遂げ、弱点と言われていた耐久性・耐摩耗性を大幅に向上させたダイヤモンドコートや、マーブルコートといった商品も出てきましたので、『金属ヘラもOK』なんて文字を見てしまったら


(Pixabay)
やっぱフッ素樹脂最高じゃん!!

なんてベタベタの信者になってしまっても仕方がありません。


ですが、目玉焼きがスルスルとフライパン上で滑って踊るという、もう調理する上で、これ以上ないほどの快適仕様にするために行われるフッ素樹脂コーティングの製造過程において使用されている『PTFE』・『PFOA』という物質に問題がある・・・との話が出ていたりするわけであります。(もうずいぶんと以前からだけどね)


『PTFE』だとか『PFOA』ってなんすか?


はい、もちろん、調べましたであります。(`^´)キリッ


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◆『PTFE』とは

ポリテトラフルオロエチレン(poly tetra fluoro ethylene)の略。(4フッ化エチレン樹脂 )


摩擦係数が非常に低く、氷の摩擦係数よりも低い物質であることから、フライパンなどの表面コーティング等に使われています。


この『PTFE』は、化学的に非常に安定した物質で、調味料などの影響を受けて状態が変化するということもほとんどありませんので、基本的にこの物質そのものには毒性はありません。


しかし、260℃以上に熱せられると物質が劣化し始め、さらに350℃以上に達すると物質の熱分解というものが始まります。



(Pixabay)


そうなってしまった際に数種生成され、発生するガスというのが、小鳥にとっては非常に危険であると言われているもので、少ない量、それがたとえほんの微量のガスであっても小鳥を死に至らしめるほどの毒性を持っているのです。(もちろん人間にも害があります)


※神奈川県のHP『フッ素樹脂加工したフライパンのテスト』より引用


通常、焼く・揚げる・炒めるといった調理では、フライパン表面の上限温度は180℃ほどで、230℃以上になると油から煙が出てきますので、近くにいれば、まぁだいたいそこで『あ、いけね!!』ってな感じに気が付きますから、表面温度260℃以上の高温が継続するような状況になってしまうことはまずないでしょう。


ですが、空焚き状態で放置・少量の食材を炒める、または焼く状態で何もせず放置してしまうといった状況では話は別です。


ガスコンロの炎の温度は1500℃前後ありますから、中火以上の空焚きを数分続けてしまいますと、フライパンの表面は、この『PTFE』が熱分解する350℃以上に達してしまいます。


フライパンを洗った後、コンロの火にかけて水分を飛ばしたまま忘れる・・・だとか、炒め物をする前にフライパンを熱していてそのまま忘れる・・・だとか、うっかり忘れる・・・なんてことが誰にでもあり得る行為だけに、非常にコワいわけですね。




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『PFOA』とは

パーフルオロオクタン酸(per fluoro octanoic acid)の略。


フッ素を含んだ人工有機フッ素化合物で、先述の『ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)』を合成する過程で使用される添加剤です。


この『PFOA』は、人工的に作られた物質でありますので、当然のことながら自然界にはもともと存在していませんでした。


ところが、数多く、それこそとてつもない量の『PFOA』が、人類史上において画期的なコーテイング剤『PTFE』を合成する添加剤として開発され、長年に渡り作り出されてきた今、環境下では加水分解も光分解も生物分解もしないと言われるこの物質が、永久的に消えることなく地球上の自然や人間を含む生き物たちの中で蓄積され、ぐるぐると巡り続けているのです。


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『パーフルオロオクタン酸(PFOA)は環境中で分解されにくく、残留性や生物蓄積性を示すことから、世界的に河川水等の水環境中に存在し、さらには、人間活動から遠く離れた極域に生息するホッキョクグマをはじめとする多くの野生動物やヒトの血液や母乳からも検出されています。』

※日本薬学会 環境部会HP『環境・衛生薬学トピックス 有機フッ素化合物について』より一部抜粋して引用

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また、『PFOA』は、『ヒトに対して発がん性があると疑われる物質』さらには『甲状腺機能不全・免疫不全・先天性障害の原因物質』とみなす報告がなされており、その影響は、大人よりも子供・胎児に対してより毒性があると考えられています。



何でそんな危険な物質が普通に使われてきたの?

問題はそこなんですよね。


初めてこの人工有機フッ素化合物『PFOA』が作られたときには、もともと自然界には存在していない物質ですので、おそらくは毒性があるというデータが無かった・・・と考えるべきでしょう。


で、徐々に『この化学物質には毒性があるんじゃないか?』という疑いが、ぽつぽつと出始め、第三者の科学者さんたちによって有害性の証拠が積み上げられていく・・・、そこで初めてその物質について、さらに詳しい調査がされるようになってきた・・・という感じでしょうか。(あくまで指揮官個人の見解です)





現在では、人間や動物を汚染する、極めて危険で残留性が高い化学物質の可能性があるとして、『PFOA』の使用を禁止する、または使用を規制するという動きが国際的に広がりつつあり、代替物質を使う技術等の開発を進めながら、ゆくゆく将来的には廃止へと持っていこうという方向性が打ち出されています。


その、代替物質というのも、実際のところ健康影響についてどれだけテストがなされているのかわかりませんが、一般的に、新たな化学物質が市場に現れても、科学者の方々が、すぐさまその毒性を発見することも立証することもできませんし、なんだかんだといろいろと年数がかかるというのも理解はできます。





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と、まぁ、意外とコワいんだよ・・・ってな目線でもって『フッ素樹脂コーティング』のお話をいたしましたが、フライパンを使うときは、絶対に中火以上では使用しない絶対に空焚きしない絶対にちょびっとの食材だけ炒めるのに使わない予熱は中火以下で1分以内でやめる・・・、そして、必ず換気をする・・・、そうやって正しく使用すれば、何の問題も、怖いこともありません。


・・・と、言われましても、『正しく』使えるかどうかってことに、やっぱり指揮官は自信がありませんので、ウロコ部隊では、今後も『フッ素樹脂コーティング』のフライパンの使用は控えさせていただきたいと思います。


ただですね、フッ素化合物自体は、耐薬品性・非粘着性・撥水撥油性・低摩擦性・電気絶縁性、その他諸々に優れた非常に素晴らしく、そして他をもって代え難い性質を持つ物質だということは認めざるを得ません。


周りを見渡せば、日常生活のあらゆるところで、このフッ素化合物が使われていますし、その恩恵を得て、日々私たちが生活しているのも事実です。




大切な、小さな家族である小鳥の命のために、知識を持って正しく怖がり、付き合っていくのが一番なのでしょうね。



ほんじゃ、今回はここまで。 (=゚ω゚)ノまたなっ!!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。また来てね。(^^♪



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